イベント
川口和子個展 《我らが街》~城郷岸根町・新横浜~
個展について
身近な風景を絵で観る感動
川口和子さんは86歳岸根町在住。
78歳から学び始めた水彩画の作品をいちど整理しようと自身の画集を発行されました。
その画集を観た人は一様に「すごい絵だ!」と驚きます。
写真のように精巧で、岸根公園の絵などは
「ここ知ってる!!」
と、訪れたことがある人は同じ声をあげるのです。
身近な風景を絵で観る感動とはこのことです。
どうしたらこんなふうに描けるのだろう?
川口さんの作品に興味は尽きません。
しかし、絵に対する川口さんの経歴を知ると
その興味は作品から川口さん自身へとひろがっていくのです。
ひたむきさ、柔軟さ、好奇心。「行動力」
78歳から朝日カルチャーセンターで水彩画を学んだ川口さんは、
講座の課題を描くことはできても、オリジナルの作品がないことに気づきます。
そこでなんとか自分の絵をみて評論してもらえないかと
YouTubeで話題の「鬼講評会」に自身の作品を投稿し、主宰する小木曽誠先生と出会います。
この品評会での川口さんの作品への評価はすばらしいもので(ぜひYouTubeご覧ください)
川口さんに画集にまとめることを勧められました。
おそれおおい・・・と思いながらも
ひとつひとつ丁寧に仕事をすすめ、川口さんは「駒返る」という画集を発行します。
その後、画集をリュックに入れて地域のいろんな場所へ赴き寄贈する活動を行われました。
その場所のひとつが町カフェでした。
町カフェでその画集を観た人は、一様にその精巧さに驚き
そしてその絵の見覚えのある風景にノスタルジーを感じました。
町カフェが大事にする町への愛着を、川口さんの作品から感じた人々は
「ぜひ町カフェで個展を開こう」と動き出し、今回の開催に至りました。
画集がつないでくれた縁です。
ぜひご本人に会いに来て
個展は
2024年7月29日(月)~2024年8月11日(日)
10時~16時
テーブル展示は8/4まで、8/5以降は壁展示のみとなります。
また期間中、川口さんは前半(7/29~8/4)午前中を中心に在廊予定です。
ぜひ作者ご本人のいらっしゃる日にお越しになり、川口さんの人柄に触れていただけたらと思います。